Ben & Jerry’sではYextとの協業でフリーコーンデイに100万個以上のアイスクリームを提供

提供したアイスクリーム
以上 店長の業務時間削減
インプレッション数
ガソリンスタンドの跡地で創業した1つの店から始まったBen & Jerry’sは、いまや世界でもトップクラスの人気を誇るアイスクリーム、フローズンヨーグルト、乳製品を使わないフローズンデザート、シャーベットのグローバルブランドへと成長しました。1978年から、バーモント州を拠点としたこのアイスクリーム企業は、美味しく、ネーミングに工夫が凝らされたフレーバーだけでなく、社会貢献への取り組みによっても熱心なファンを獲得してきました。
フリーコーンデイとは、世界中のスクープショップでファンにアイスを無料配布する、Ben & Jerry’sの年に1回のお祭りです。この伝統が始まったきっかけは、1979年にバーモント州バーリントンのスクープショップ第1号店で、創業1周年を迎えた同店を応援するお客様に感謝の意を示すことが目的でした。
「無料でアイスクリームを提供するフリーコーンデイには、全店舗が正午から午後8時までという同じ営業時間になり、私たちの仕事は1日中カップとコーンにアイスクリームを乗せることになります。他のメニューアイテムは扱いません。」とスクープショップの副ブランド・マネージャー、Jay Kasparianは説明します。「フランチャイズ加盟店にしてみれば、大忙しの1日なのです。行列の整理や店内の清掃、1日に渡る笑顔の接客と、やるべきことがたくさんあります。」
Ben & Jerry’sがYextを活用してフリーコーンデイを効率化
Yextとの協業を始める前、Ben & Jerry’sは、特別な営業時間など、フリーコーンデイのスクープショップの主要な情報をウェブ全体で編集し、公開するという課題を抱えていました。当時はブランドのウェブサイトではなく、Google、SiriやYelpといったサードパーティのサービスで地元のBen & Jerry’sのスクープショップの情報を探す消費者が増える傾向にありました。そこで、Ben & Jerry’sは、Yext Listingsでこうした情報を管理するため、Yextを導入しました。
「Yextはフリーコーンデイに参加する全店舗で営業時間を簡単に更新できるソリューションを提供してくれました。シンプルではありますが、フリーコーンデイを成功に導く重要な要素となっています」Kasparianはこう続けます。「ここ米国では、夏に向けて、スクープショップの小売ビジネスが加速し始めるタイミングにあります。フリーコーンデイは、ブランド全体を盛り上げ、チームの士気を高める上でうってつけのイベントとなります。店舗への客足を増やすだけでなく、アイスクリームの最需要期に向けて、顧客のブランド認識を高める上でもよい機会となっています。」
課題: 莫大なイベント数に対して非常に限定された時間
しかし、検索の高度化が進むにつれ、Ben & Jerry’sのデジタル・ナレッジ・マネジメントにおけるニーズも進化してきました。イベント固有の情報の大規模な管理が困難なため、同社では586拠点を数えるすべてのロケーションを網羅する単一のフリーコーンデイFacebookイベントページを利用していました。重要なことは、Ben & Jerry’sの検索に使用するツール全体を通じて、確実に各ロケーションの住所や営業時間を更新することだけではありませんでした。Kasparianは、お客様に対してフリーコーンデイを広く知らせるための新たな方法を必要としていたのです。「ブランドのリーチを拡大し、お客様にイベントの情報を伝えるために、できることすべてを確実に実施する好機です。」
ソリューション
YextがYext for Eventsの提供を開始すると、Ben & Jerry’sは単一のダッシュボードから世界規模でイベント情報を管理するため、さっそくその導入を決定しました。Yext for Eventsは、企業自体のインテリジェントなイベントカレンダーからGoogle、Facebook、Eventbrite、Eventfulなどの主要サイトにイベントの詳細情報を公開することで、イベントの発見可能性を大幅に高めます。
Yext for Eventsを活用することで、Kasparian は、Yext Knowledge Managerへイベントのデータをアップロードするだけで、Facebook、Eventbrite、EventfulやLocantoを始めとする8つのパブリッシャーでフリーコーンデイに関する200件のイベントと800件のイベントリスティングを作成することに成功しました。Yextの当初予測では、複数の店長による200時間以上の手作業を要すると思われた作業が、彼1人の手で2時間で完了したのです。その結果、店長らはデジタル・ナレッジの管理に頭を悩ませることなく、フリーコーンデイの運営に注力できるようになりました。
「まさに、個別の店舗のイベントを当社のScoop Shopシステム全体へと拡大するような取り組みでした。そのため、各店舗ごとに手動で作業を行うのではなく、一元的にイベント情報を設定し、それを配信していく形を取ったのです」Kasparianは続けます。「格段に管理がしやすくなりました。」
Yext for Eventsを使用することで、最適化されたイベントページとインテリジェントなカレンダーの作成が可能となり、イベントの開始時刻やアクセス方法などの主要な情報がナレッジカードや音声検索の回答に直接現れ、参加者がイベント会場に実際に足を運ぶ上での助けとなります。
変化
フリーコーンデイまでに、Yext for Events経由で管理されたBen & Jerry’sのFacebookイベントはイベントインプレッション600万件と「興味あり」や「参加予定」128,000件を獲得し、当日に提供されたアイスクリームは130万個に上りました。
「米国市場にとどまらず、世界の他の市場でもYextを活用していこうと考えています。各国で別々のパートナー数社とやり取りをする必要がなく、あらゆる国における情報管理で協業できる単一のパートナーがいてくれるということは、まさに強みですね。」
デジタル・ナレッジ・マネジメントを一元化することで、Ben & Jerry’sはフリーコーンデイの発見可能性を高めることに成功し、フランチャイズ加盟店は繁忙を極める当日に、お客様へのサービスに注力できるようになりました。「Yextが提供してくれたのは、簡単で、目に見えないものを忘れさせてくれるソリューションでした。このソリューションのおかげで、各フランチャイズ加盟店の負担は軽減され、フリーコーンデイをファンと一緒にお祝いする時間的な余裕が生まれたのです!」
結果
- Yextは、Facebook、Eventbrite、EventfulおよびLocantoでフリーコーンデイのイベント200件のデータを管理し、イベントリスティング800件を作成しました。
- Ben & Jerry’sでは、複数の店長による200時間以上の手作業を要すると思われた作業を2時間で完了しました。
- Ben & Jerry’sのフリーコーンデイFacebook イベントは、イベント当日までの1か月足らずの間に、インプレッション600万件と「興味あり」や「参加予定」の返信128,000件を獲得しました。
- フリーコーンデイで無料提供されたアイスクリームは130万個に上りました。
Ben & Jerry’s 業種: フードサービス 規模: 世界中に586店舗を展開 本社: バーモント州バーリントン 利用しているYext製品: Yext Listings、Yext Reviews、Yext for Events カスタマージャーニー: 「スクープショップへの来店、オンデマンドでのケーキ注文、地元の食料品店で見かけた当社製品のオンライン注文、オフィスでのイベントのケータリング手配など、お客様との接点にはさまざまなものがありますが、重要なのは当社がこれらの接点すべてを常に考慮し、接点となりうる場で必ず当社の製品が見つかるようにすることです。当社は、顧客が探しているものを見つける上で、最高かつスムーズそのものの体験を確実に提供しています。その立役者となっているのがYextなのです。」 |