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Keyword search

キーワード検索の数奇な歴史(と、Yextのアプローチ)

さて、質問です。過去25年間、テクノロジー分野で最も変わったものといえば何でしょう? お分かりかもしれませんが、答えは「すべて」です。携帯電話、メール、耳障りなダイヤルアップ接続の音などなど… 変わっていないものを探す方が難しいくらいです。 ただ、この20年間、姿をまったく変えずに生き残ったものもあります。それがキーワード検索です。1990年以降、検索は劇的に変化したようにも思えます。確かに、Googleの尽力で消費者向け検索体験は大きく改善しました。ただ、これとは別に、キーワード検索もまた、時の流れが止まったかのように未だに生き残っています。大半の企業ウェブサイトで使われていますが、その使用感はGoogleの検索とはかけ離れたものです。 では、このキーワード検索はどうしてFAXや固定電話と一緒に消えてしまわず、こうも長い間生き残っているのでしょうか。この問いに答えるには、史上最も(実際は2番目に)重要なキーワード検索が発明された1994年までさかのぼってみましょう。 ハイパーリンク?ではなく… 「ワールド・ワイド・ウェブ」黎明期の1994年、キーワード検索は爆発的に普及しました。これは例えば、検索バーに(その頃流行った)「プカ 貝殻 ネックレス」と入力すると、そうした貝殻のネックレスに言及したページへのリンクが実際に表示されるというものでした。  当時としては画期的なことで、わずか36か月の間にInfoseek、Yahoo!、Lycos、Webcrawler、Looksmart、Excite、AltaVistaなどの数十ものキーワード検索エンジンが登場しました。その後、1998年にGoogleがPageRankを導入しました。これは、消費者向けインターネットでキーワード検索の結果をランク付けする上で最高のアルゴリズムとなりました。 しかし、23年前のこの時点で、大半の検索が進化を止めてしまいました。 原因は、同時期に元Xerox PARCのエンジニアであるDoug Cuttingがオープンソースのキーワード検索エンジン、Apache Luceneを立ち上げたことでした。  これが分岐点となったのは、Luceneを使うことで、企業の開発者がキーワード検索を自社ウェブサイト、エンタープライズアプリケーション、ヘルプデスク、eコマースサイトなどに追加できるようになったためです。これにより、ユーザーにGoogleや(今は亡き)Ask Jeevesではなく自社ウェブサイトで検索してもらうことがついに可能となりました。  現在でも、ユーザーは知らず知らずのうちに、Google提供の検索と同じくらいの頻度でLucene提供の検索を利用しています。Lucene(または、Luceneをベースに構築されたElasticSearch)は、非常に多くのウェブサイト上の検索機能に使われています。 ただ、ここで問題なのは、Luceneベースのキーワード検索が90年代からほとんど変わっていないのに対し、2021年のGoogle検索は劇的な進化を遂げているという点です。   この進化の背景には、Googleが自然言語処理(NLP)と呼ばれる検索技術の飛躍的な進歩で業界を先導してきたことがあります。 キーワード検索に欠けている要素 NLPは、ソフトウェアの「聞く」プロセスに関わる人工知能(AI)ブランチの1つで、言語を取り込み、把握して操作するものです。簡単に言えば、人間の話し言葉を理解するコンピュータープログラムの機能を指します。 NLPは「マルコ・ポーロが生まれた年は」といった質問を理解して「1253年9月15日」という答えを返してくれます。この回答はGoogle Knowledge Graphが提供するものです。 […]

2021-06-08
サポート部門での検索

次の検索活用はカスタマーサポート

新型コロナウィルスによりデジタル化が加速し、企業は顧客からの様々な質問にオンラインで答える必要が出てきました。Zendeskの調査によると、顧客が新型コロナウィルスの対応に関する情報を求め、一部の国での企業のウェブサイト訪問件数は376%増加し、これと同時にカスタマーサポートの電話問い合わせも急増しました。

2021-06-03