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ブランドワード検索と非ブランドワード検索が及ぼす影響

ローカル検索、非ブランドワード検索結果での表示ランクを高める方法、顧客マーケティングでブランドワード検索と非ブランドワード検索を利用してトラフィック増につなげるためのタイミングとは。

By Yext

5月 21, 2019

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ドメインパワーを強化し、オンラインでの検索シェアを獲得するためには、ブランド指定のワードと、そうでない非ブランドワードの違いを理解し、オーガニック検索でこれらの用語が検索された際に上位に表示されるための方法を理解することが重要です。現在では、Googleだけで、日々35億件を超える検索が行われています

ブランドワード検索と非ブランドワード検索は、いずれか一方のみを重視すべきものではなく、どちらも重要です。しかし、ユーザーの製品やサービスに対する購入意欲が高まっている瞬間に検索結果の上位に表示されるためには、この2種類の検索の持つ価値をしっかり理解しておく必要があります。また、カスタマージャーニーのどの過程でブランドワード検索/非ブランドワード検索が用いられやすいのかを知っておくのも大切です。

非ブランドワード検索を新規顧客獲得に活用する。

ブランド指定のない(非ブランド)キーワードとは、特定のブランドや事業名に言及しない検索ワードを指します(例:Googleでの「駐車サービスのあるレストラン」やSiriでの「恵比寿で一番人気のカフェ」の検索など)。非ブランドワード検索を行うのは、ブランドを知らない新たな潜在顧客であるか、ブランドを気にしない消費者が具体性の低い検索を行う場合であると考えられます。したがって、新規顧客を獲得し、ブランドへの信頼を確立するチャンスとなるのです。

一般に、非ブランドキーワードはブランドキーワードに比べて検索に用いられやすい傾向があります。そのため、自社ブランドに関連性の高いキーワードを特定し、そのキーワードの検索時に表示される確率を高める戦略を定めることが最優先事項となります。また、検索連動広告(リスティング広告)でのこうしたキーワードの入札価格は自社ブランド名のキーワードと比べて高額となりやすいため、オーガニック検索戦略の一環として、非ブランドワードの最適化に注力することも重要です。

ここでは、非ブランドワード検索で勝つための戦略をご紹介します。

自社の情報を検索エンジンやマップ、SNSで情報発信する。

検索した非ブランドキーワードの検索結果を表示したページのトップ、とりわけ地図情報と共に検索画面の上部に表示される検索結果(Googleローカルパック)に表示されるためには、ローカルSEO(MEO)の基本的ルールに立ち返ってみましょう。購入意欲の高い新規顧客が一般的なローカル検索を行ったそのタイミングで自社の情報を表示するには、自社の情報をあらゆる場所で正確に保つ必要があります。これは、住所、ビジネスカテゴリー、営業時間やその他の重要情報が正しく、一貫性をもって表示されるよう情報発信することを意味します。

例えば、非ブランドワードのローカル検索「深夜営業の居酒屋」の結果上位に表示されるには、検索エンジンに次の2つを識別してもらう必要があります。

  • 自社の居酒屋が対象のユーザーの位置情報に近いこと(ブランドワード検索でも非ブランドワード検索でも、Google検索では多くの検索で自動的に「近くの」が意味に含まれるようになっています。)

  • 自社の居酒屋の営業時間

自社のサービスに関する正確かつ一貫性のある情報を検索エンジンやマップ、SNS、音声アシスタントで発信することが必要です。

非ブランド検索のキーワードに関する自社情報を提供する。

自社のビジネスの基盤をなす要素について考えておくのもまた重要です。自社ブランドに関心を持つユーザーは、どんな製品やサービスを検索するでしょうか。考えてみましょう。銀行であれば、まずは「銀行」というキーワードが思い浮かぶかと思います。ですが、ATM、住宅ローン相談やその他の金融サービスを検索するユーザーなら、どんなキーワードとなるでしょうか。

こうした鍵となるキーワード向けに自社の情報を準備する必要があります。これには、自社の情報が表示される拠点ごとの店舗ページと数多くの検索エンジン、マップやSNSなどの双方で、基本的なビジネスの属性情報を明確に示し、さらにGoogle検索に最適化するためには構造化データを実装することが欠かせません。ATMのある各支店のロケーション情報と構造化データがなければ、検索エンジンが情報を見つけられず、結果的にユーザーにも検索結果として表示されないからです。

ブランドキーワードを強調して顧客のリピート率を改善する。

製品、サービスや店舗、ブランド名を組み合わせて検索するユーザーは、欲しいものがよく分かっているため、非ブランドワード検索を行うユーザーに比較して実際に行動を起こす可能性が高いものです。こうしたユーザーに対して、検索連動広告(リスティング広告)の予算を投下し、コンバージョン、ロイヤリティや顧客維持に注力すべきです。

ここでも、非ブランドワード検索に向けた最適化の取り組みが功を奏します。製品、サービス、ロケーションや自社が提供するその他の要素を検索エンジンやマップ、SNS、自社Webサイトで正しく情報発信することが、「最寄りの銀行のATMは」や「ペット同伴化のホテルは」など、ブランドに関するユーザーの具体的な質問に検索エンジンが構造化された回答を提供する上で必要です。

今日の環境でビジネスを勝ち取るには、製品、サービスや属性の面で、欲しいものが的確に見つかり、具体的な質問に対して検索結果で回答が得られることをユーザーが当然と捉えている点を踏まえておくことが必要なのです。

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